漫画の描き方にノートは必須!アイデア帳と絵を描く根っこ帳

まずはじめに、私の漫画家人生で欠かせないH君の話をします。

 

実は私は父が、マイホームを建てたので、
中学2年生の時に東京の調布市から、千葉県の柏に引っ越しました。
つまり、私は転校生で、たまたま同じクラスに、H君がいたのです。

 

H君はとても漫画を描くのが早いし、上手いので私とH君はすぐに意気投合して、
二人で「漫画改新党(スタジオMKT)」という組織を結成したのです。

 

その他くんの話

 

当時、つのだじろう先生の「その他くん」という漫画が、
少年チャンピオンに連載されていました。
そのストーリーの内容が、友達からいつも「君はその他くんだね」と言われてしまう、
勉強もスポーツもダメな少年が、漫画家を目指す話だったのです。

 

そんなその他くんに元漫画家の和服姿の師匠が、
漫画の描き方を教えてくれる、という内容の話でした。

 

根っこの話

 

その「その他くん」の漫画の師匠がこう言ったのです。

 

「漫画家とは、一本の大きな木だ。根っこの小さな木は、
台風などですぐに倒れてしまうが根っこが大きな木であれば倒れない。
だから、根っこの勉強をたくさん、しなさい」と。

 

根っこの勉強とは、4コマ漫画を描いたり映画を観たり、
本を読んだり、デッサンを描いたりするいわば、
漫画家という一本の木の目には見えない部分の、勉強の事だったのです。

根っこ帳とアイデア帳

 

この話に深い感銘を受けた私とH君は後にお話しする、
肉筆回覧誌「大根」を月刊誌として二人だけで、創刊したのです。
で、肝心な「ノート」の話なのですが2種類のノートを、
私は10年間どこへ行く時でも、持ち歩いていました。

 

それが、以下の画像の「根っこ帳」と「アイデア帳」だったのです。
何しろ16才から始めて26才まで10年分あるので100冊以上はあるでしょうか?

 

ノート
↑クリックすると拡大画像になります。

 

中を開きますと以下の画像のように「根っこ帳」の方は、
白紙のノートで「絵の勉強」をしていました。

 

根っこ帳
↑クリックすると拡大画像になります。

 

また「アイデア帳」の方は以下の画像のように
「ストーリーの勉強」に使っていました。

 

アイデア帳
↑クリックすると拡大画像になります。

 

というわけで4コマ漫画を書く前に、あなたにも、
是非この2種類のノートを持ち歩く習慣を身に付けて下さい。
アイデアは、いつ、どこで、思いつくか分かりませんので!

PS:このページも「起承転結の法則」で書いてあるのですが、分かって頂けたでしょうか?