漫画の描き方が上達する方法は学校の授業中にパッシュ・カードを描く
パッシュ・カードとは1974年、
私が中学一年生の時に思いついた「パッシュ・ゲーム」に使用する、
小さな紙切れの事です。
名前の由来は、当時銀行のATMからキャッシュカードで、
現金の引き落としが出来るようになったのでそのマネをして、
私が名前を付けました。
紙のサイズはB5番のノートの9分の1で、
実際のキャッシュカードより少し大き目の小さな紙切れです。
このパッシュ・ゲームのやり方ですが初めは私が、
漫画のイラストを授業中に描いて、隣の席の男子に渡してその男子が、
その紙のウラ側に自分のイラストを描いて返信するというものでした。
H君との出会いでパッシュ・ゲームは長編漫画に!
H君との出会いは「漫画 描き方 ノート」
にも書きましたが、たまたま転校して来た私の隣にH君の席があったので二人は早速、
このパッシュ・カードを使って連載漫画を描き始めたのです。
つまり、私はパッシュ・カードのオモテとウラにストーリー漫画を描いて、
そのカードは、H君が所有して今度はH君がその、漫画の続きを描きました。
・・・というわけで私の手元には私が描いたパッシュ・カードは存在せずに、
H君の描いたパッシュ・カードのみが取り残されました。
以下の画像がそれです。
↑クリックすると拡大画像になります。
高校はH君とは違ったので今度は隣のG君と描きました
私とH君は、高校が違っていたのでパッシュ・ゲームをもう出来なくなってしまいました。
だから「漫画改新党(スタジオMKT)」を結成して、
高校1年生の4月から二人だけで肉筆漫画回覧誌「大根」を
1977年に創刊したのです。
また、このパッシュ・カードなのですが不思議なもので、
どんな男子が隣に座っても続けることが出来ます。
私は高校2年生の時に隣にG君という男子が座りました。
このG君はフォークソングが大好きだったので、
その歌のタイトルを題名にして歌詞に漫画を付け足したのです。
以下の画像がそれです。
↑クリックすると拡大画像になります。
中学生の頃、H君とのパッシュ・ゲームはダラダラと、
特に終わりを設けないで描き続けていました。
しかし、分かって頂けるでしょうか?
よく見るとG君と遊んだパッシュ・カードは端っこをホチキスで止めてあります。
私も今回久しぶりにこのパッシュ・カードの箱を開けて見たので、もう忘れていました。
なんと、私とG君とのパッシュ・カードはタイトルが付いていて
「FIN」などと最後に書かれている立派な
「ミニ切り漫画」を描いていたのです!
パッシュ・ゲームで友達を作って、漫画も上達!
このようにパッシュ・ゲームは紙とエンピツさえあれば、
誰でも出来る漫画の上達方法の一つなのです。
漫画は描けば描くほど絵もストーリーも上達します。
あなたがもし、今、学生さんで漫画家になりたいのだったら
是非このパッシュ・ゲームで漫画友達を作りましょう!
そして次のページに書きますがその友達と一緒に同人誌を作りましょう!
PS:このページも「起承転結の法則」で書いてあるのですが、分かって頂けたでしょうか?