少年ジャンプの漫画家になりたい人へ!漫画を描く目的は読者のため!
漫画家になりたい人は、集英社の「週刊少年ジャンプ」の
漫画家になりたい人が、おそらく、ダントツ1位なのでは無いでしょうか?
私の場合は「漫画家 担当 打ち合わせ」にも書きましたが、
自分の描きたい漫画のテーマが「愛」で、プロット(あらすじ)は
「日常の中で起こる小さな事件を笑いと涙で、
ほのぼのと語る」だったので「週刊ヤングジャンプ」に
「持ち込み投稿」をしました。
・・・というわけで今回は漫画は「自分のため」に描くものでは無くて
「読者のため」に描くべきなのだ、というお話しをします。
「神様っているよ」のストーリー
そこで、私が唯一「早川てっちワールド」では無い
「読者のため」に描いたからこそ、「青年漫画大賞」に「佳作」で
入賞した私の商業雑誌デビュー作品である「神様っているよ」の
ストーリーをご紹介します。
【ストーリー】
主人公の亜希子は、高木稔と心の底から、愛し合って結婚をします。
ところが・・・
新婚早々、稔が乗った飛行機が太平洋上で墜落して、
全員死亡が確実だ、というニュースを亜希子は、見てしまうのです。
そして亜希子は「稔のところへ行きます、ごめんなさい」と、
書き残して、睡眠薬をたくさん飲んで自ら命を断ってしまうのでした。
ところが・・・
亜希子が目覚めるとそこは「天国」で本物の神様がいたのです。
早速、稔に会いたいと頼む亜希子だったのですが稔は、
実は無人島に流されてまだ生きていたのでした。
そこで亜希子は「稔に会いたい、会わせて!」と、
神様に泣いて、お願いするのでした。
すると神様は「会うだけなら出来る」と言って、
稔と同じ無人島に流されて亡くなった、阿部洋子という女性に、
亜希子の「魂」だけを吹き込んで、蘇らせてくれたのです。
ただし、亜希子が阿部洋子に成りきって稔には、
亜希子であるとバラさない事が条件なのでした。
そして、阿部洋子として蘇った亜希子は、
稔にモーレツな勢いでアタックを始めるのでした。
ところが・・・
稔は一向に振り向いてはくれず最後には、とうとう、
ケンカとなってしまい稔がこう言ったのです。
「俺が愛しているのは、亜希子だけなんだ!」
この一言を聞いた亜希子は
一緒にいる事だけが「愛」では無いと悟るのでした。
そして、稔に自分が本当は亜希子であるとバラしてしまい、
天国へと返って行ってしまったのです・・・。
ところが・・・
亜希子が目覚めると、そこは病院のベッドの上で、
三ヶ月間、意識不明の状態だったのです。
そして、稔の遺体は上がっていませんでしたがもう、
お葬式も済んだ、その後だったのです。
稔が無人島で生きている事を知っている亜希子はラストシーンで、
船で迎えに行きます。
「どうして亜希子が迎えに来たんだ?」と、
ビックリしている稔に抱きついて亜希子は、
心の中で「神様っているよ・・・」と、つぶやくのでした。
おしまい。
なぜ「神様っているよ」は「早川てっちワールド」では無いのか?
「早川てっちワールド」とは、
「日常の中で起こる小さな事件を笑いと涙で、ほのぼのと語る」
でしたよね?
しかし、ある日、ある時私は、たったの一度だけ、そのカラを突き破ったのです。
「神様っているよ」のテーマは「愛」でしたがプロットは
「非日常的な中で起こる大きな事件をファンタジックに、大感動で語る」
だったのです。
・・・というわけでこういったジャンルのお話しを私は2回も、
3回も、続けて描く事が出来なかったのでした。
少年ジャンプの漫画家になりたい人は、読者のために描くべき
何度も言いますが、私は「早川てっちワールド」の中で
「自分のために」漫画を描いてきました。
ですから私は今もたとえ右手の病気が完治しても
漫画家には、なれないと思っています。
・・・というわけであなたがもし少年ジャンプの漫画家になりたいのであれば
「読者のために」「ワンピース」のように
「非日常的な中で起こる大きな事件をファンタジックに、大感動で語る」
ことが、何度も出来るなら、あなたも必ず漫画家になれます!
最後にその「早川てっちワールド」が全開している
「おそば事件」のコピー原稿を紹介して、終わりにします。
今回は「起・承・転・結」の「結」の部分です。
「起」に当たる1ページから4ページは
「漫画家 担当 打ち合わせ」に載っています。
「承」に当たる5ページから10ページは
「漫画家 結婚生活」に載っています。
「転」に当たる11ページから20ページは
「漫画家 アシスタント 経費」に載っています。
「結」に当たる21ページから24ページは
「少年ジャンプ 漫画家 なりたい」に載っています。
PS:この記事も「起承転結の法則」で書いてあるのですが、分かって頂けたでしょうか?
PPS:本当の最後に、このWEBサイト全体も「起承転結の法則」で
構成されているのですが、分かって頂けたでしょうか?