面白い4コマ漫画を描くコツは一日一漫で毎日4コマ漫画を描く方法!
私だって、一番初めから、いきなり
「漫画 描き方 4コマ」で紹介した
「サッちゃんハーイ!」のような面白い4コマ漫画を描けたワケではありません。
実は「漫画 描き方 ノート」に書いた
「その他くん」の漫画の師匠なのですが
「一日一漫で、毎日ひとつは4コマ漫画を描きなさい。
そして、次の日に、昨日描いた4コマ漫画を自分で採点しなさい。
そうすれば「起・承・転・結」の本当の意味が分かる」
と、言うシーンがあったので早速、私は中学3年の受験生なのに、
1977年1月からこの「一日一漫」を始めたのです。
以下の二つの4コマ漫画が、私が最初に描いた画像です。
クリックすると拡大画像になります。
上の二つの4コマ漫画を解説しますと1月22日のNo1は「一日一漫」を
開始した日なのですが、これでは「起・承・承・転」で終わってしまっています。
次のNo2ですが一応「起・承・転・結」になっていますが何も面白くありません。
なぜなのかが、あなたには、分かりますか?
その理由は4コマ目の「結」の部分で読者は、
初めてこの雪だるまが「人格を持っている」という設定を知る事になるからです。
つまり1コマ目で「うう・・・さむい」というセリフだけでは、
インパクトが弱すぎるのです。
しかも、3コマ目の雪だるまは笑顔になっています。
これでは、現実と、雪だるまが喋れるという設定に矛盾が生じてしまいます。
続けてNo3・4・5・6・7と私が練習した4コマ漫画の画像を紹介します。
※No3:自分で書いていますが、これも「起・承・承・転」です。
※No4:インクはそんなに早く乾きません!
※No5:これも自分で書いていますがアイデアが古すぎて面白くありません。
※No6:「ストーリーになっていない」と自分で反省していますが、
これでは「起・転・転・転」です。
※No7:「少しこじつけがましい」と反省。荒唐無稽です。
・・・というわけで私は、この時高校を4校も受験したのですがすべり止めの、
1校しか合格しませんでした。
こんなの描いているのだから当たり前ですよね...(^^;)
「起承転結の法則」は4コマ漫画を描き続ければ、誰でも必ず分かります!
以下のNo8を見て下さい。
↑クリックすると拡大画像になります。
やっと「起承転結の法則」にのっとった、面白い4コマ漫画が私でも描けました!
3月1日ですから描き始めてから、たったの2ヶ月も経っていません。
そして、たったの8作の4コマ漫画を描いただけで、
私にもこの作品が描けたのですから、あなたにだって描けないワケがありません!
ちなみにこの作品は後に創刊する肉筆回覧誌「大根」に、
ペン入れをして掲載しました。
また「起承転結の法則」は一度コツを覚えてしまえば、
二度と忘れる事はありません。以下の画像を見て下さい。
次に描いたNo9・No10からは、キチンと「起・承・転・結」になっています!
漫画家のプロが描いた4コマ漫画
最後に1985年にY先生のアシスタントをしていた頃の、
私と私の妻が描いた4コマ漫画を紹介して終わりにします。
↑クリックすると拡大画像になります。
※ちなみに妻の「いけ花」は「起・承・承・転」ですね...(^^;)
・・・というわけでプロの漫画家は「起承転結法則」を徹底的に勉強して来たのです!
PS:このページも「起承転結の法則」で書いてあるのですが、分かって頂けたでしょうか?