漫画の設定の作り方とは?主人公のキャラクターを立てるのが重要

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プロの漫画家の世界ではよく
「キャラクターを立てるのが重要」だと言われています。

 

「キャラクターを立てる」とは、主人公が普通の人とは違う個性が強くて、
魅力的な能力や性格を持っている事を指します。
私が20才の時に初めて集英社の「週刊ヤングジャンプ」に持ち込み投稿した
「おそば事件」はまさしく「体験談」でしたので
キャラクター設定を以下の画像のようにしました。

 

おそば事件キャラクター設定
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主人公の安本春日は私の今の妻がモデルでした。
そして恋人の河内秀は私自身がモデルでした。...(^^;)

 

今、読み返して見ましたがどこにでもいる、
普通の女の子が主人公だったので、
賞を頂く事が出来なかったのだと思います。...(^^;)

 

魅力のあるキャラクターの立て方とは?

 

続きまして、次に私が描いた漫画はタイトルは「我貴」の二
文字で文字通り「我こそは最も貴い」という強い個性を持たせました。
けれども、こちらも本当は体験談で主人公のS君とは、
私自身がモデルだったのです。

 

しかし、この「我貴」は好評で1981年の「第33回月例ヤングジャンプ新人賞」で
佳作を受賞する事が出来たのです!
以下の画像が記念の盾です。

 

我貴の盾
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体験談でもキャラクターを立てる事が出来る!

 

続きまして、私が描いた作品は「最後のあがき」というタイトルで主人公は、
売れない漫画家の恋人であるひろみ、という女の子が主人公でした。
これも半分は「体験談」でして、ただし、まだ恋人とは結婚していない主人公に

 

「中学生時代のようなドキドキする恋をしてみたい」

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という設定でキャラクターを立てました。

 

すると、なんと私は「おそば事件」「我貴」「最後のあがき」と24ページの
「読み切り漫画」を3本描きましたが、その内たて続けに2本も
「月例ヤングジャンプ新人賞」で入賞する事が出来たのです!

 

以下の画像が「最後のあがき」が佳作に入賞した記念の盾です。
最後のあがきの盾
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漫画の設定はキャクターの個性で決まる

 

この「最後のあがき」の主人公のひろみは、
実は結婚前の普通のOLでした。
しかし、「中学生時代のようなドキドキする恋をしてみたい」
彼女の恋心は敗れてしまいました。

 

以下の4ページの画像がそのシーンです。
最後のあがき1
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最後のあがき2
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最後のあがき3
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最後のあがき4
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※ちなみになぜこの4ページをここで紹介するのかと言えば
この4ページが「起・承・転・結」で描いてあるからです。
このようにどんな長編漫画でも「起・承・転・結」を
繰り返しながらストーリーは進んで行きます。

 

・・・というわけで「漫画の設定」とはキャクターの個性を強く誇張した
エピソードを描く事でカンタンにあなたにだって作れますよ!

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PS:このページも「起承転結の法則」で書いてあるのですが、分かって頂けたでしょうか?