漫画のストーリーが浮かばないのはアイディア帳を持ち歩かないから
さて、この「漫画の描き方.com-初心者さんへ-」という
サイトが一旦完成してから、約一ヶ月が過ぎました。
そこで、アクセス解析を見てみますと・・・
なんと!「漫画の描き方 ストーリー」で検索してくる、
読者のみなさんが一番アクセス数が多かったのです!
・・・というわけで私の雑誌デビュー作品の「神様っているよ」のストーリーが、
思い浮かんでから完成するまでを、順番にお話しして行きます。
漫画のストーリーが浮かばない時はアイディア帳の後ろを見る!
まずはじめに「漫画 描き方 ノート」にも書きましたが、
「アイディア帳を常に持ち歩く」という事が非常に重要なポイントとなります。
以下の二つの画像をクリックして下さい。
↑クリックすると拡大画像になります。
このアイディア帳No.11とは1983年5月20日から同年8月23日まで、
私が使っていたものです。
1983年と言えば、まだ私は大学3年生でY先生のアシスタントも、
していなかったので、大変お金に困っていた時期なのでした。
そして注目して欲しいのは二つ目の画像の「●」印を打ってある部分で、
これが私の「漫画のストーリーの思いつき」だったのです。
・・・というわけで私は当時「漫画のストーリーが浮かばない」などという事は、
有り得ない話で「思い浮かんだストーリーのどれを描くか?」という位、
たくさんのストーリーをこのアイディア帳に何100と書き留めていました。
漫画のストーリーはいつ、どこで思い浮かぶのか?
私の漫画家人生の中でたった一度だけ「週刊ヤングジャンプ」に掲載された
「神様っているよ」という作品は、実は1980年当時、
まだ女優のブルック・シールズが、15才の時に主演した映画「青い珊瑚礁」が
テレビで放送されたのを見て、思い浮かんだのでした。
以下のストーリー部分です。
エメラインは、リチャードにすこしづつ男としての興味を持ち始める。
あるとき、船が島の近くを通るが、エメラインは合図をせずにやりすごす。
そのことに怒ったリチャードは、
ある日些細な事で口論となり、エメラインを家から追い出すが、
エメラインが怪我をすると優しくいたわり、次第に2人は愛し合うようになっていく。
引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E3%81%84%
E7%8F%8A%E7%91%9A%E7%A4%81_(1980%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%
98%A0%E7%94%BB)#.E3.82.B9.E3.83.88.E3.83.BC.E3.83.AA.E3.83.BC
このシーンを見た私は感動したので「無人島に取り残された、
男女二人の女性が、男性を愛しているので焚き火の火を、
船が通り掛かったのに、消してしまう」と、
いった内容の文章をすかさずアイディア帳に書き込んだのです。
・・・というわけでこの記事を書くためにそのアイディア帳を探したのですが
残念ながら、残っていませんでした。
ストーリーが浮かばない人はどうすれば良いのか?
最後にこの「ストーリーが浮かばない人はどうすれば良いのか?」という
質問の答えですがまずは、4コマ漫画をたくさん描いて
「起承転結の法則」が身についたら
映画や、小説をたくさん、観たり、読む事です。
・・・というわけではじめの「漫画 描き方 基礎」にもどって、勉強して下さい。
それでは私のデビュー作品「神様っているよ」の
コピー原稿を紹介して、終わりにします。
今回は「起承転結」の「起」の部分に相当します。
「起」に当たる1ページから7ページは
「漫画 ストーリー 浮かばない」の記事の一番下に載っています。
「承」に当たる8ページから16ページは
「漫画 ストーリー アイデア」の記事の一番下に載っています。
「転」に当たる17ページから21ページは
「漫画 ストーリー 起承転結」の記事の一番下に載っています。
「結」に当たる22ページから24ページは
「漫画 ストーリー まとめ」の記事の一番下に載っています。
PS:この記事も「起承転結の法則」で書いてあるのですが、分かって頂けたでしょうか?