漫画で4コマがおすすめの理由はミニ切り漫画が描けるようになるから
まずはじめに、週刊漫画雑誌などの新人賞の募集項目の中に
「ギャグ漫画は16ページストーリー漫画は24ページ」といった具合に、
必ず偶数のページ数になっている事をご存知でしょうか?
この理由は簡単でもし、賞を取って雑誌に作品が掲載された時に見開きで、
左側のページに表紙が来るようにすれば編集者が雑誌を作りやすいからなのです。
そして、当たり前の話なのですがギャグ漫画でも、
ストーリー漫画でも必ず物語は完結していなければなりません。
つまり「読み切り漫画作品」でなければ決して新人賞を勝ち取る事は出来ないのです。
「ミニ切り漫画」とは?
ところであなたは「ミニ切り漫画」という、言葉を聞いた事があるでしょうか?
ありませんよね?
だってこれは、私が作った造語でプロの漫画家でも知らないと思います。
ちなみに今、インターネットの検索エンジン大手である「ヤフー」で検索しても
「ミニ切り漫画」という言葉は存在しませんでした。
実は、この「ミニ切り漫画」とは、たったの2ページだけで、
話しが完結する「超短編読み切り漫画」の事なのです。
なぜ4コマ漫画が描ければ「ミニ切り漫画」が描けるようになるのか?
4コマ漫画で言う「起承転結の法則」とは、
たったの1コマで起・承・転・結を表現しなければなりません。
この練習を何度も何度も、続けていると実は「お話しの作り方」が分かって来るのです。
なので、今度はこの「起承転結の法則」を使って私は、
たったの2ページだけで完結する「ミニ切り漫画」を描いて勉強する、
というやり方を自ら編み出したのです!
これが「ミニ切り漫画」だ!
以下の2枚の画像が私が1977年の11月に、
高校1年生の時に描いた「ミニ切り漫画」です。
↑クリックすると拡大画像になります。
字が汚いのでセリフを読めない人もいるかもしれませんので
一応解説しますと「起」に当たる部分は1ページ目の1・2・3コマ目までです。
また「承」に当たる部分は1ページ目の4・5・6コマと2ページ目の7・8コマ目までです。
そして、2ページ目の9・10・11・12コマが「転」の部分に当たっていて、
最後の一コマである13コマ目で「結」のいわゆる「話しの落ち」を表現しています。
・・・というわけであなたも4コマ漫画が描けるようになったら、
次はこの「ミニ切り漫画」を描いてストーリー作りの勉強をしてみませんか?
PS:このページも「起承転結の法則」で書いてあるのですが、分かって頂けたでしょうか?